バッテリ
- UPSのような大量のバッテリを管理する機能
- 各バッテリの内部抵抗、電圧から劣化状態を判定
- 測定ミスを低減する、測定記録音声ガイド機能、プロファイル情報機能 (BT3554-50のみ)

バッテリテスタ BT3554のデータ管理
バッテリテスタBT3554は、ユニットと言う単位で測定データを管理しています。
単位 | 最大数 | 用途 |
---|---|---|
ユニット | 12ユニット | UPS、蓄電システム、電気室の蓄電池盤などの括り |
データ | ユニットあたり500データ | バッテリの内部抵抗、電圧、温度の3つの測定値を1セット |
劣化状態を判定するしきい値は200種類まで保存できます。 しきい値は内部抵抗の警告(Warning)判定値と不合格(Fail)判定値、電圧の不合格(Fail)判定値の3つの値から構成されます。

特長
測定値の判定とばらつきを視覚的に理解
バッテリテスタで測定値をホールドしたとき、GENNECT Crossでその値を保存します。
新しい測定値が保存されますと、すぐにグラフにも表示されます。測定値の大きさを棒グラフで表示し、判定に応じて色分けされます。
各バッテリセルの判定とばらつきが視覚的に理解できます。

正しい順番で測定できるように音声でお知らせ (BT3554-50のみ)
大量のバッテリを間違いなく順番に測定することは大変です。
測定を終えたとき、バッテリの台数と測定値の数が一致しないという経験はありませんか? 測り忘れた可能性が高いですが、どのバッテリを測定していないかわかりません。 結局最初から測定しなければなりません。
そこで役立つのが、測定記録音声ガイドです。
一つのバッテリを測定する度に、判定結果と次の測定番号を音声でお知らせします。
バッテリテスタの画面を確認しなくても、判定結果と次の測定箇所を確認することができるため、測定に集中でき、間違いを軽減できます。

現場名称やバッテリ情報を保存 (プロファイル情報機能, BT3554-50のみ)
バッテリのプロファイル情報として、現場名称、バッテリ名称、バッテリセルの数を管理します。
プロファイル情報と測定データを関連付けて保存することにより、現場で測定するときも、後から測定データを見直すときも、間違いを軽減し、作業が捗ります。
位置情報 | 現場名称など測定位置に関する情報 |
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デバイス情報 | バッテリの種類、バンク名称、盤名称などバッテリに関する情報 |
バッテリ番号 | バッテリに割り振られている番号 |
プロファイル情報を測定データと関連付ける方法は以下の通りです。
- プロファイル情報をGENNECT CrossやGENNECT Oneで編集して保存します
- プロファイル情報を、BT3554-50に転送します。
GENNECT Crossから転送する場合は、Bluetooth®通信で、GENNECT Oneから転送する場合は、USBを使用します - BT3554-50で、プロファイル情報を選択して、測定を開始します
- プロファイル情報と測定データが関連付けられて保存されます。
GENNECT CrossまたはGENNECT Oneで測定データを閲覧できます

一括ダウンロード
GENNECT Crossを接続せずに、バッテリテスタのみを使用して測定した場合、バッテリテスタの内部メモリに測定データが保存されています。 それらの測定値を一括してGENNECT Crossにダウンロードできます。
GENNECT Crossで保存したデータはメールやクラウドで共有したり、報告書を作成できます。
※ 500データあたり240〜300秒程度の時間がかかります。

操作方法
仕様
計測器の同時接続数 | 1台 |
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測定値 |
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測定値保存 |
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測定結果の表示 |
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測定値のインポート | 計測器に保存されている測定値を一括インポート |
測定記録ガイド |
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バッテリテスタの設定 |
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対応計測器
ワイヤレスアダプタ Z3210 (オプション) 対応機種
Bluetooth®通信機能内蔵機種

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